8/20「子育てを考える県民フォーラム」に参加して

滋賀県少子化対策推進県民会議主催の県民フォーラム。
今年は厚生省の吉岡氏を招いて「次世代育成支援対策法」の内容と今後の取り組みの話を伺いました。
吉岡氏は厚生省で上記法案を作成された当事者。法案作成にかかる意図や想いを直に聞ける、またとない良い機会となりました。

分厚い冊子を片手にスラスラ話されること90分!図やグラフ、アンケート調査結果などを使い具体的に多岐にわたって説明がありました。具体的なだけに説明ははわかりやすく、私もうんうんと頷きながら聞き入っていました。

感想を一言で言うと「国のトップ・県の担当部署の考えることと、実際の当事者(子育てママや子育て支援者)が日々感じ考えていることはほぼ一緒だなあ」ということ。
日々ぼんやりと考えていたこと・疑問に思っていたことが(説明を聞く限りでは)系列立ててポイントを外すことなくうまくまとめられていて嬉しくなりました。

ネットのメンバーの平井さんも話していたのですが、「あとはこれらの計画に具体的な部署や名前を当てはめていくだけやね。」結局は市町村や公民館保険センターなど実際に利用する施設や組織がいかにこの法案の趣旨をわかって対策をするか・行動するか、ということにかかっている。それが結局私たち末端に生活しているものの実感として表れるのだと思うのですが・・。

あと、子育てと直接関係がない(と思っている)人々をどう巻き込んでいくか。
少子化や子育てについて語るとき、もう30代の女性だけに向かっていてはダメ!子育ても介護も、自己研鑽もボランティアも会社以外の社会参加も、生き方が多様になるのと同時に働き方も多様にならないと。「仕事だけ・子育てだけ・勉強だけ」で過ごしていた時代は終わり、子育てにかかわらずみんななにかしら社会と関わり合う生き方があたりまえになる時代がもう来ているのだと思います。

次世代育成支援対策法を元に各市町村で当事者も交えて計画作りをするそうなので、上記の内容も含めて注意深く見守り参加していかなければならない!と気を引き締める今日この頃。

貴方の住んでる街でも10月頃から行動計画は作成されるはず。他人事で済ませますか・・?

▲2003.09.08

祝!出版! 「子育てってどうするの?」
(彦根子育て研究所・ラポール 広田幸子 著)

元子育てネットの運営委員の広田さんが、なんと!子育ての本を出版されました。
子育てってどうするの(サンライズ出版。定価945円)
「これまでに、お母さん一人で子どもを育てた時代はないのです」
子育て研究所を主宰する著者が、初めての育児にとまどうお母さんにやさしく語りかけるワンポイントアドバイス。章ごとに風景写真などを掲載した、見て、読んで、癒される、新しいタイプの育児書です。 (サンライズ出版の推薦文より)
とってもかわいいイラストが添えられていて、誰にでも読みやすい本になっています。
一人で子育てを抱え込んでいるお母さん、この本を読んで、ちょっと肩の力を抜いてみませんか?
滋賀子育てネットワークも協力として参加しているんですよ!(要チェック!)
 
出版記念講演会 開催決定!
日時:2003年7月26日(土)9:40受付、10:00開始
場所:彦根市旭森竹公民館大会議室
参加費:無料、保育有(要事前予約。15名まで)
問い合わせ:TEL&FAX0749-24-6891
協力:彦根子育てネットワーク 後援:滋賀子育てネットワーク、サンライズ出版
▲2003.06.29
NHKスペシャル「"人口減少社会"とどう向き合うか」を視聴して

近い将来、絶対必ずイヤでもやってくる「少子高齢化社会」。経済状況など、今目の前の問題にすら目をそらす人が多い中、そんな先の話本気で考えている人って少ないんだろうなぁ、と日々感じていますが、今回あのNHKスペシャルという有名な番組でこの問題を取り上げてくれて嬉しく思いました。

番組最初の「6年間クラス替えがないという閑散とした小学校。」「老人が老人を見る町内会」の風景を見るだけでも問題の大きさが実感として感じられたのではないかなあ、と思ってみてました。

番組の前半テーマは「少子」。
なぜ子どもが増えないのか、を外国の施策例などを挙げながら探っていました。
しかし、私から言わせると子どもを産もうと思う人が減っているのは当然。その理由を乱暴に言うと「子どもをたくさん産み育てる事が割に合わないから。」子どもを産み育てることが、1.金銭的に苦しくなり、2.自分の時間がなくなり、3.社会との接点が皆無になり、4.誰からも評価されることなく、5.子育て以外に楽しいこと・やりがいのあることがあふれている 状況では、1.子どもはかわいい、2.家族の絆が強まる、3.寂しくない、4.老後が安心 などのプラスの要因と差し引いて「損をする」と感じるから産まないのだと思っています。

後半は高齢化と社会の変化をテーマに議論されていましたが、結局はひとりひとりがどういう生き方をするのか(したいのか)をじっくり考える時期にきているのではないか?と私はとらまえました。

勤労世代の男性は、会社にほとんどの時間とパワーを捧げ、家族のこと・地域のことにはほとんど関わらずに来た生き方をこれからも続けていくのか(いけるのか)。家事と育児と介護だけを任されてきた女性は、既にNOという声を挙げだしています。55~70才くらいの「会社を辞めた元気な老人」を年金だけで生活させる余裕があるのか、その人達の働きたいという意欲は交通整理や清掃作業だけで終わらせるのか。子どもはなんの責任も持たず(持たされず)ただ勉強だけしていたらいいのか。

高度経済成長を支えた「100か0かの役割分担社会」が今いきづまって来ているのではないでしょうか?
結局なにが言いたいのか?私の今の個人的希望は「ワークシェア」と「関わり合う社会」。女性や老人が働くかわりに男性は仕事量を減らし(常識の範囲に戻す?)、午後7時には家族揃って夕食が取れ、土日はレジャーなどとともに地域活動等に参加できる、という余裕のある暮らし方をしたいと思っています。

ただ、これが今の段階では理想でしかない、というのもよくわかっているつもり。「今の経済状況でそんなことできるわけない」「国際的な競争に負けるだけだ」そんな声があちこちから聞こえてきます。
でも、じゃあ、今までのままのやり方でいいのでしょうか?社会はすでにかつて無い少子高齢社会を歩み始めています。誰かが変わらないと・誰もが変わらないといけない時にもう来ているのだと思います。「少子化問題をもう少し真剣に考えようよ。みんな!」

・・・とまあ、番組をみながらいつになく真面目に考えてしまった今日この頃。もう少し経済的な視点から数値を交えた検証が欲しかったなあ。(答えを出すと言うより問題提起で終わった感がする<NHKさん。)

ダンナにも見てもらおうと声をかけたのに「土曜日の食器洗い当番は僕だから」とキッチンに消えてしまったので(^^;)男性側の意見は聞けずじまい。他の視聴者の感想はどんなもんなのか、気になっているのですが。 (し)

▲2003.06.29